コッチが好きで交換したわけではない。APPLE社の品質管理が悪くてiPhone 6sに不良品の電池を使ったために性能に問題が出たので、APPLE社の「iPhone 6sが突然シャットダウンする問題に対するプログラム」なる対応策に基づいて、わざわざこちらが貴重な手間と時間とカネをかけてアップル社のサービスプロバイダまで出向き、バッテリーを交換させたという話である。今朝バックアップとってからはなにもできず、いま、家に戻ってバックアップからiPhoneを復元するので、いまここ、である。
それにしてもgigazineとかの記事なんか、“無償でiPhone 6sのバッテリーを交換してもらえる……”だもんなー。まったくアタマがクラクラしちゃうわ。どうやらこいつら、1年も使った電池が、タダで新品に! なんてラッキーなんだ! とか思ってるようである。
あのなー。不良バッテリー(ていうかバッテリーのマネージメント?)のせいで、まだ数時間は使えるはずの電話がいきなり落ちるのだ。予想外のタイミングで電話が使えなくなって、警察や消防を呼べなかったらどうするんだ。こいつら、バッテリーが過熱して爆発するとか火が出る、なんてことでも、無償でバッテリーを交換“してもらえる”とか書くのか? それで何軒も家が燃えて、死者が出てたりしても? これがクルマで、燃料ポンプが突然止まってガソリンが来なくなり、いきなりクルマが止まる、という話でも、“無償で燃料ポンプを交換してもらえる”とか書くのか?
もうね、オマエらどんだけアップルが好きなんだよ、という話である。まあ、こんなメディアにジャーナリズムなんかハナから求めちゃいないが、ちっとは社会的な常識を持って原稿書いてくれよなー。といいつつAPPLEのWEBをみりゃ、ウチの品質管理がタコでお客さまにご迷惑をかけてしまい申し訳ない、みたいな常識的なことを1mmも思ってないことがよくわかるのだから、もしかしたらそっちが彼らの常識なのかもしれないが。