今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。
粗利3割でゼネコンボロ儲け、と言われる原発の建設。東芝が買ったウェスチングハウスが、アメリカで原発を建設中なわけだが、その費用が当初想定を3～4000億円上回って、債務超過か銀行の支援か、なんてことになりそうだとか。
原発の建設費、いったいいくらなんだ? という毎コミ、じゃないマイナビニュースによれば、もっとも高額な方の最新、ていうか建設中の島根原発3号機で4600億円。つまり東芝は請け負った原発を作るのに、ほとんど倍額の費用を投じて、なぜかその費用が回収できない損失になるという、わけのわからない話なのだ。記事ではその理由として、1Fぶっ飛び事件を受けて“米国での原発建設は安全規制が強化され、関連費用が膨らみ、作業効率も低下”とか書いているが、東芝、そんなことはわかった上で、計画をガンガン進めてたわけだ。この去年2月のリリースでわかることは、原子力発電所の事業開発会社ニュークリア・イノベーション・ノース・アメリカ社(NINA)てのが事業主体で、東芝(ウェスチングハウス)はたぶんそこから原発を受注していて、NINAもまた東芝の出資(1億ドルほか)で動いてたりで、結局グループ3社が相互に発注受注を回してるだけようなの状態である。しかも“現在電力価格が低迷していることから、今後電力市況を見極めながらパートナー企業を募集”とかリリースに書いてるように、こういう巨額な投資を、なんの収益見込みもないままにやってるんである。NRGエナジーなどは2011年4月という、1Fぶっ飛んですぐの時期に5億ドルを損金計上して手を引いたほど、もともとが採算やばかったところなのに、一方の東芝は初の自社原発プラントということでプロジェクトに固執し、経営判断を大きく誤った。やっぱ倒産して、役員も従業員も株主も責任取るべきなのかもね。
