今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は36〜38で推移していたようだ。
規制委は佐賀玄海原発の3〜4号機に対し、新規制基準に適合していると認めた「審査書」を正式決定した。まだ政府が脱原発な顔をしていた2012年、原発4基がすべて止まった場合、30億円の歳入減になると試算した玄海町。当初予算は64億強で、原発関連の税収や交付金が7割を占めていた。
平成の大合併でも、独自の大収入があるから唐津市との合併から離脱した玄海町だから、再稼働の知らせに町長は小躍りして喜んでいるだろうが、しかし1975年稼働の1号機は一昨年に廃炉となり、1号機と同規模の2号機(1981年稼働)も、電気出力118.0万kWを誇る3〜4号機よりは九電の固執は少ないだろう。稼働によって電源立地地域対策交付金は確保されるが固定資産税などは減少していくわけだし、原発関連施設で働く人々は生活が便利な唐津に住むから、佐賀県の全市町中でもっとも人口が少ない玄海町は、より過疎化、高齢化が進むだろう。うっかり原発のカネを当てにしてハコモノ建てまくると、あとでエライ目に遭うよ。って、たぶんもう遅いのか。
