今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は37〜38で推移していたようだ。
三菱重工は日本原燃とともに、アレバに605億円出して10%の株を所有するそうな。火中の栗を拾う、ってヤツである。1Fがぶっ飛んだとき、あれほど意気揚々と専門家面して乗り込んできたアレバは、1Fぶっ飛びで原発事業にとどめを刺され、もはやボロボロだ。三菱重工も、社長が「地球温暖化対策の究極の解決策」とか出資の理屈を話すが、船で大コケしたりMRJも遅れに遅れてる三菱が死中に活を見出そうというその先が、原発だということだ。東芝見てても、粉飾しても誰も刑務所行かないし、債務超過だってウヤムヤにできそうだし、やっぱ国策ってステキだなあ、うちも国策に頼るか、ってなところなのかも。それにアレバはこの出資をもらうために、原発ほとんど動いてなくて火の車だった原発の燃料会社、三菱原子燃料から全額手を引かなかった(引けなかった)のだ。
しかし、これまでは国策に乗って、ナニがあっても国がなんとかしてくれるかと思ってたら、確かに東電、つぶれこそしなかったし、東芝だって存続させてもらえるかもだけど、このままじゃ三菱、東芝、日立の原発事業は統合されちゃいそうだし、その実態はただの国営、というか経産省直営企業だ。あんまり楽しくなさそうだぞ、というのがわかってきた。
一方の電力業界でも、東電だけじゃどうにもならんので、経産省は全電力会社を巻き込んで、原発事業の統合(=ぶっちゃけ東電ぶっ飛び費用の分担)を目論み、日経などにリーク記事流して様子見たりしてたけど、それを受けて東北電社長も中国電社長も、去年10月の記者会見で「他の電力会社の原子力発電事業に関与・連携することは全く念頭にない」と宣言した。世界の電力会社は、安倍がいかに頑張って売り込もうとも、リスキーで採算取れそうもない原発なんか買おうともしない。そして実は国内の電力会社でさえ、原発の新規建設にはめっちゃ消極的なのが、ほとんど露見しちゃった。
トランプも日本に核兵器を、とか言ってることだし、だからもう、電力=電気料金で核開発費用を出そうとするいびつなカタチをあきらめて、電力は純粋に経済と安全、核開発は国策としてやりゃスッキリすのかもよ。いやー、ウチは平和主義なんですけどね、アメリカさんがやれと言うんですよー、と言えば近くの某国だって文句言えないぞ。