今日のサザンビーチ と今日の放射線量

今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は37〜42で推移していたようだ。ピークは昨日15〜16時と18時。

朝日の記事によれば、堆積物があってサソリ(東電と東芝がロボットと呼ぶ自走式リモコンカメラ:自走式調査装置)が進めそうもないので、高圧水を吹き出すロボット(だからこんどは自走式水パイプ?(笑))を投入して、水のチカラで堆積物を吹き飛ばしてたわけだが、2時間かけて、予定してた5mの掃除エリアをやっとこ1m進んだあたりで、カメラ映像が暗くなり始めたため作業を中断したそうな。現場の線量は先日より高く、650Sv/hと推定されるそうだ。

で、東電のリリースはこれ、そして東電が公開している動画がこれだ。確かに動画を見ていると、降り積もって固まってる堆積物が吹き飛んでいくんだけど、リリースにも“ペデスタル側に進むにつれ、堆積物の固着が強くなり、除去に時間を要した”とあるように、中心部へ近づくにしたがって山が高くなっていく。それにリリースによれば堆積物はたった2cm程度の高さらしいんだけど、それでもこの掃除ロボット、“堆積物の上に乗ることはできたが、走行できない箇所もあった”そうで、つまりカメになりかけている。リリースの写真を見る限り、この掃除ロボ(堆積物除去装置)、サソリ(自走式調査装置)と同じ足回りのようだから、サソリだって進めないわけだ。

まあ、人類かつて経験したことのない作業をやってるんだから、トラブルが次々起こるのは当たり前である。しかし、溶け落ちた原発の炉心を調べようと言って、リモコンカメラ作るのはいいけど、2cmのゴミの山を乗り越えられないってのは、いったいどういう脳ミソで設計してるのかなあ。メルトダウンした原子炉の中なんか、きっと高温でぐにゃぐにゃになってたり、溶け落ちたなんやかんやが飛び散ってたりするんだろうなあ、と思うのが普通だよなあ。今回、強烈な放射線量でカメラが死にかけたので、次の作業の邪魔にならないように、画像が死ぬ前に引き上げたそうだが、もはやその掃除ロボ、強烈に汚染されているから修理も不能で、放射性廃棄物として処理である。そんな、ミニ四駆でさえ楽々と乗り越えられそうな障害物でカメになるような掃除ロボ、東芝はいったいナンボで東電に売りつけたんだろう。そして、写真で見る限りは同じ足回りらしいサソリの運命やいかに。

Author: shun

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