今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は37〜38で推移していたようだ。
富岡や楢葉など、帰還がはじまったエリアでは、それはそれでさまざまな問題が起きているようだ。住民を帰還させることになったら、当然求められるのが行政サービス。役所がないのに、住民に戻れもなにもあったもんじゃないから、本庁舎での業務を復帰させる。しかし、住民同様、役所も避難しているのだ。役所だって、働いているのはふつうの人間。6年も暮らせば、避難先での生活が根を張る。避難指示が解除されたからと言って、さっくり戻れないのはみんな同じなのだ。
郡山事務所(飛散先)にいた職員の80人が、2時間かけて富岡に通勤することになったそうな。とはいえ、やっぱ役人は恵まれてるよなあ。税金で、通勤バスをチャーターである。大型バス2台出して、利用者は8人。んなもん、たかが80人、事前に聞けばそんなアホな無駄は出ない。さすが税金、気楽に使えるんだなあ。そんな意識で、一般町民の帰町を促されたら、たまったもんじゃないよなあ。
一方、楢葉町では町長が「職員は町民の先達として早期に避難生活から脱却し、町内での自立した生活を示す立場にある」として、職員の家族ごとの帰町を強く求めている。大型バスまでチャーターしちゃう富岡と違って、こっちは“歳出抑制を理由に通勤手当の削減も検討”しているそうな。自治労、黙ってるのか(爆)。