今日朝9時の線量は0.037μSv/h。そしてこの24時間は37〜40で推移していたようだ。
6年前の今日、TVは相変わらず恐ろしい津波の映像を繰り返し流しながら、被害情報を伝えていたけれど、国歌の存続という意味では、実はそっちはもう底を打った話で、原発をどう冷やすかが最大火急の問題だった。12日には、1号機建屋がぶっ飛んで、枝野が「何らかの爆発的事象があった」とか発表していた。もちろん、1号機は震災当日の夜には空焚きになり、12日にはとっくにメルトダウンしていたわけだけど、政府はまだ、格納容器は大丈夫だとか、水位が上がったとか、そんな発表をしていたなあ。まあ、政府の連中は東電からの報告を受けるだけだっただろうし、東電の上層部は、いまや露見した保身と隠蔽体質に加えて、そもそも真実もわかってなかったのだ。そしてたぶん、炉の中を想像できた人間たちは、きっと真実から目を背けたかったのだろう。
もちろん責任は、一義的には安全対策を怠った東電に、そして原発を推進し、認可監督してきた経産省・政府にある。その国家責任を、真っ正面から追求した裁判の判決が、17日に前橋地裁で言い渡される。民意に左右される司法、とかいって、近所の某国を揶揄する意見も聴くが、国家の意思を忖度しちゃう、ていうか、ほとんど一体で三権分立なんかどこにあるの? というこの国の司法が、果たしてどういう判断を下すのか。まあ、地裁だから、ある程度の国家責任を認めるのかもしれない。