今日朝9時の線量は0.037μSv/h。そしてこの24時間は37〜38で推移していたようだ。
メルトダウン、チャイナ・シンドロームなどの言葉を世に知らしめた、スリーマイルの原発が閉鎖されることになった。原因は、「スリーマイル島原発はこの5年間、利益が出ない状況が続いている」と電力会社が言うように、原発の価格競争力がシェールガスなどに負けちゃったからである。まあ、核大国であるとともに、政治的にだって決してクリーンとは言えない(笑)アメリカだけど、ちゃんとした資本主義の国で、マトモにカネを計算すれば、原発で起こした電気は高いということだ。産経でさえ「「シェールガス」の価格低下などで競争力を失った」と書いてるが、それに加えて採算割れの原発を動かすために、電力会社は地元州政府に補助金など支援を要請していたが、1Fぶっとび以来の原発嫌悪感も強くて実現できなかったようだ。
この国では、原発を作るために、それが必要なんだと国民を説得するために、原発の電気をほかの発電より安く見せる、という目的が先にあって、そのうえで数字をこねくり回しているわけだ。そして役人が出してきた数字を、ジャーナリズム不在の、ていうか、経済界の重要な一員でもあるこの国のマスコミは、そのまま国策を新聞に載せるんだよなあ。