ここは、ただのタコ焼き屋ではない。東京にあって、珍しくホンモノのたこ焼きが喰える希有な店である、という意味でも、ただのたこ焼き屋ではないんだけど、ワシにとってはそんなことよりこの店を作った人が、ハンパなく世話になった人なのだ、という意味でも特別な店なのだ。もちろんたこ焼きで世話になったのではなく、ワシが職業的な物書きになるチャンスを、真っ先に与えてくれた人なのだ。当然、そっち方向の会社経営が本業(?)なので、ここに来れば会えるわけじゃないんだけど、ナイルやキヤノンギャラリーと至近なので、食べないわけにはいかないのだ。