今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は37〜39で推移していたようだ。
昨日の初公判で、もちろん勝俣ほか3人は「津波と地震の予見は不可能だった」と起訴内容を全面否認した。それも、「重大な事故を起こした。おわびします」と謝罪した上で、無罪を主張する。何度も何度も書いてるんだけど、この、どうにも言いようのない違和感はなんだろう。
ふつーの組織なら、部下がチョンボしでかしても、責任はワシにある、とトップが言うわけだろう。ワシの感覚だと、組織がでかくなればなるほど、把握しないといけない出来事が増え、人の数が増え、取らねばならない責任がでかくなるから、ああいう大企業のトップは、そりゃもーさぞや素晴らしい人物でないとなれない、とか思ってたわけだけど、あんな責任の取り方でいいなら、なーんだ、ワシだってできそうだ。
“予見できなかった”というのも、ホントに不思議な言い回しだよなあ。予見があったから、社内の会議で討議したんだろう。そしてその会議で、対策案を捨てたという話なのだ。津波を予見できなかったのではなく、安全対策が不要だと判断した、という話なのだ。だったら、費用対効果が悪いと思ったとか、そう言えばいいのに。
1Fがぶっ飛んだ理由が、たとえば突然宇宙から巨大隕石が飛んできたとか、ホントに人類が予見もできないし防げない天変地異だったとしたら、勝俣だって「重大な事故を起こした。おわびします」とか謝りはしないし、誰も責めたりしないし、そもそも強制起訴なんかされていない。地震と津波を予見して、適切な手を打っていれば防げた事故だということが、勝俣も含めてみーんなわかってるから、こんなことになっているのだけどな。