古書店さんが帰るよ

車軸間に積んでなお、このくらいサスが沈み込む重量。前にビッシリ寄せてるのは、このあとさらに2軒くらい回るからだそう。活字を読む人が減り、というか、ほとんどいなくなっちゃって、生き残っている活字を読む人もamazonなどで買うようになっちゃった。一方の古書は、BOOK OFFがシステムも価格もギョーカイもナニもかも破壊して、ついでにいまは自分の首も絞めている。この、300冊近い本には、当然、ほとんど文化財のようなのもあれば、全巻揃ってるマンガもあったし、ただのゴミもあったけど、もう、価格的には、どれもこれもゼロ同然。印刷物に価値はない、ということは、極論すれば、印刷物として文字や写真で残された文化に、もはや価値がない、ということだ。そしてこれらの文化は、残念ながら、次の世代に引き継がれることはないのだろう。この古書店さんも3年前に実店舗を閉め、いまは古美術がビジネスの中心だという。

Author: shun

2 thoughts on “古書店さんが帰るよ

  1. 紙の本は消えていく運命のようですが、華氏451の世界は来なかったみたいですね。
    ああ、うちも片付けなきゃ、、
    本はそうでもないけど 山やレースの残骸が悲しい。

  2. 婆裟羅大将さん:
    やー、ホント、自分が生きているうちに、当たり前のようにこんな世界になっちゃうなんて思いもしなかったです。事実はブラッドベリより奇なり、ですね。w

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