ガキのときからよく来てた寺だけど、ここは、寺のシネコンというかメガプレックスというか、ま、とにかくひとつの寺に何十もの寺が内包されている寺院群なので、ほとんどの寺は知らないし入ったことなどないわけだ。でも、今回は桜のシーズンだし、紅枝垂れ桜で有名な退蔵院がいろいろ特別公開してるということで、たぶんはじめて、中に入ったのだ。もちろん拝観料払って(笑)。
しかし、特別公開されてた狩野元信の庭をはじめ、余香苑という庭園や宮本武蔵も稽古したという方丈(重文)、国宝瓢鮎図(複製、ホンモノは京都国立博物館)など、素晴らしいもの満載。こりゃ拝観料の値打ちがある、というか、それなしに維持管理は無理だろうなあ。阿じろさんの料理が付いた観桜会とか、来年はぜひ参加したいと思ったのだった。