先日買った6000円弱のコンデンサーマイクを使ってみたよ

marantz ProfessionalのMPM-1000は、スタジオ・グレードのオーディオ・パフォーマンスを実現する、低価格&高品質の大口径ダイアフラム・コンデンサーマイクです。専用のショックマウントや三脚タイプのデスクトップスタンド、XLRケーブルも付属し、コンデンサーマイクのエントリーモデルとして、品質に妥協することなくコストパフォーマンスを高めた、marantz Professionalのひとつの解答です。

と、メーカーのWEBに書いてあるのが、サウンドハウスで5900円税込み送料込みで買った、marantz Professional MPM1000J。18mmのダイヤフラムでラージちゅーんだから、エレクトレットタイプなのかと思ったけど、作動電圧が9〜48VDCだし、ホンモノ(ってなに? 笑)なのかな。

パッケージを開けると、こんな感じである。左上には、かなり本格的でユニークな仕組みのショックマウントと、マウントの下には冗談みたいな、しかしそれなりには使えそうなマイクスタンド用の三脚が入っている(写真ではすでに取り出し済み)。その右の、皆既日食みたいな漆黒の丸い玉は、スポンジのウインドスクリーン。右のまだビニール袋に入っているのは、XLR(キャノン)ケーブルだ。つまりマイク回りの、ミキサーあるいはオーディオインターフェースまでの必要なモノは、すべて附属しているんである。

本体は、おお、なかなかカッコいいぞ。高級感も、そこそこあるぞ。ま、手に取れば樹脂丸出しの質感で、ミョーに軽いんだけど、でも、これ見て、6千円しないマイクだなんて気付くヤツは、そうそういないと思う。

買ったのは,サウンドハウスの表記でMPM1000Jなんだけど、プリントされている型番はMPM-1000、である。ハイフンはともかく、本体にも箱にもどこにも、“J”の文字はない。J、つーからには、きっとJAPAN仕様だよなあ。無印とナニが違うのかなあ。と思って調べたら、ていうか、ちゃんとメーカーのWEB見たら書いてあったんだけど、なんと、日本仕様にはクリーニングクロスとマランツのステッカーが入ってるんだそうな。(゚∀゚;; うん、1枚目の写真じゃマニュアルだの保証書と一緒にどけちゃったけど、確かに入ってるわ。たぶん後述する、amazonブランドの関係だろうなあ。

で、とりあえず手元で余ってたベリンガーのQX1202USBつー安物のミキサーをオーディオIF代わりに、懐かし音楽アワーの配信で使ってみたわけだけど、これ、すごいわ。ちゃんと、コンデンサーマイクの、クリアで繊細でフラットな音が出てる。てか、いまここで比較できるマイクがiMac内臓マイク(爆)だから、マトモな比較はできてないわけだけど(つってもiMac内臓マイク、そんなに悪くないよね)、少なくとも5900円の音じゃない。ノイマンのU87と比べる記事があったけど、わかる気がする。

思えばちょいと前、BOTCHY BOTCHYでブルーグラスのバンド用なんかに使ってるシュアのコンデンサーマイクなんか、秋葉原のPA専門店でウン万円も出して買ったけど、気分的には“安物”買ったっつー意識だったよなあ。マトモなコンデンサーマイクが、一桁万円で買えると思ってなかったもんな。コンデンサーマイク、いつの間に、どうして、こんな価格破壊が起こっちゃったんだろう。

てか、もう一台、買おう(爆)。と、探してみると、同じMPM-1000Jがamazonでは¥6,480なんだけど、なんと、このシリーズがバカ売れしたからか、888MというAmazon限定ブランドが立ち上がってて、そのMPM-1000なら、うひゃー、¥5,251とさらに激安。Jが付いてないから、クリーニングクロスとステッカーが付いてないのかもだけど、ほぼ650円も安いんだなー。ここが、“J”のカラクリかあ。つーわけで、ポチ。ついでに、久々にアフィっとこ。

MPM-1000J 仕様(メーカーのWEBから):
タイプ:ピュア・アルミニウム、18mm口径ダイアフラム・コンデンサーカプセル
指向性:カーディオイド
周波数特性:20Hz〜20kHz
感度:-38 dB ±2dB(0 dB = 1 V/Pa @ 1 kHz)
インピーダンス:Output:200Ω ±30%(@ 1 kHz)、Load: ≥1000Ω
セルフノイズ:17 dBA
最大SPL:136dB(THD ~ 1%, 1 kHz)
S/N比:77 dB
電源:9〜48 VDC、3 mA typical
サイズ:約165 x 48mm
重量:約300g

なお、USB接続のMPM-1000U(あるいはUJ)つーのもあって紛らわしいんだけど、そっちはΦ14mmバック・エレクトレット・コンデンサー。USBの給電で動くが、感度も周波数特性も違うのでちうい。

Author: shun

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