獣医さんの帰りに見上げる雨空。しかし8月15日の空が雨空ってのは、あんまり覚えがないなあ。なんでかな。なぜかお盆で、敗戦記念日の今日は、ピーカンに晴れるのが当たり前だったような気がする。なんでかな。
76年前に玉音放送流れて戦闘が終わって、敗戦記念日である。終戦ではない。だってニッポン、まだ占領下から抜け出していないからね。まだまだいろんな分野が、Occupied Japanである。早く独立して、ちゃんと終戦記念日にしないとダメだと思うんだが。
この日、日本が戦争を投げ出したおかげで、以下のリストのどこかの都市が、原爆を落とされずにすんだ。どこが大量殺戮の場所に選ばれることになったのか。おそらくはTOKYOか。あるいは、どこか他の都市か。
(NATIONAL ARCHIVES AND RECORDS ADMINISTRATION, WASHINGTON D.C.)
3発目の原爆を嬉々として準備してた連中(たとえばたぶんレスリー・グローブスとかロバート・オッペンハイマーとか)は、日本がいきなり降伏しちゃってガックリきただろうなあ。天皇陛下万歳の国に、お盆だから戦争やめよう、なんてメンタリティが共存してるなんて、一神教の連中には思いもつかないよな。しかし長崎に原爆喰らってなお、条件付きの降伏を連合国に提案したばかりの日本が、突如、無条件降伏を呑んだので、3発目の原爆はテニアン島に運ばれることはなかった。
この、3発目の原爆が使われなかったことで、ホッとした人間がアッチにもいたことを、ワシは心から願う。