平たく言っちゃえば、欲しくなったんである。いわゆる、ステージが。一段、高い、まさに台、である舞台が。
もともとは、客席と同じ高さのステージてのを、店のコンセプトとしてスタートしたんである。これは、敷居が低い、というか、敷居がなくて、気軽に立てるステージを考えたからであり、同時に、ステージに立つのが少人数なら小さく、大人数なら大きく、ステージのサイズを自在に拡張縮小できるという、物理的なメリットもあったからだ。
でも、欲しくなっちゃったんである。たぶん15年も店をやってきて、気がつけばお客さまもワシも一緒に成長して、いつのまにか一段高いステージにも、臆することなく上がれるようになっていた、ってことなんだろう。あるいは、そこらの低い場所ではなく、もっと高いところを目指す、そんな意識の高さを得たのかもしれない。
なんちって、その実、15年もやってきちゃったので、単に同じスタイルに飽きちゃっただけだったりして。
そんなこんなで今日、突貫工事でステージを作ってもらっているのだ。ステージを作っています、とか言うわけだけど、もちろん実際の作業は大工さんたちにお願いしているのだ。
取り付けの都合で、もともと、ちょいと低い位置にあったステージ上手側のスピーカーだけど、ステージが一段高くなってアタマぶつけるのが必至になっちゃったので、屋根の上に移設してもらった。
床はカーペットで仕上げてもらった。派手な色もいいけど、ステージが演者より目立ってもしょうがないので、控えめなグレーで。汚れも目立たないしね。
あ、しまった。とっとと営業の準備しなくちゃいけなくて、完成写真撮るの忘れちゃったぞ。
というわけで、奉祝すべき天皇誕生日の今日、めでたくもBOTCHY BOTCHYの新ステージが完成!! 上手側のスピーカーが上がって下手側と同じ高さになり、一方、転がし（モニタースピーカー）は演者から少し前の低い場所へ移動したので、いわゆる外音も、中音も、少し進化した。みなさん、お楽しみに!!
