今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は39〜40で推移していたようだ。天気が安定していると、数値も安定する。雨だ風だの自然現象で、被曝被害が左右されるのも、核事件のコワイところだ。そして住民の避難などが検討されるという意味では、ぶっ飛んだ原発に対処することも“防災”の一種のように議論される風潮が感じられるのはどうしてだろう。原発事件は、自然災害とは根本的に違う。万全な備えを施すとか(そんな方策があれば、だが)、極論を言えば、はじめからなければ絶対に事件は起きないわけだから、事前の対処も未然に防ぐことも可能であり、地震や台風とは次元の異なる話だ。一企業あるいは政府や政治が引き起こす災害を、自然災害と同じ「防災」に入れちゃうのは、悪質な論理のすり替えなんである。逆に言えば、一企業の経済行為のはずなのに、企業事故のケツを企業では拭けず”防災”の検討が必要なら、それは企業が行うべき行為の範疇を逸脱しているわけだ。