今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は39〜40で推移していたようだ。昨日もちょっと引用した国連防災世界会議の原発事件関連フォーラムで、「4年過ぎると身も心も病んでいく」と苦悩を吐露した飯舘村の菅野典雄村長。”普通の災害はゼロからスタートできるが、放射線の闘いはゼロへの闘いをしなくてはいけない”と村長が言うように、核事故は普通の災害とは違う。「一生懸命やってきたが、人の心が離れていく大変さがある」というのも当たり前、ゼロに戻すのに必要な物理的時間が、人間のライフスパンを超えているんである。どれだけ除染しようとも、政府の機関が”健康に影響はない”と強弁しようとも、事件以前とは明らかに違う放射線量が地域を覆っているのだ。そこにある家を、田畑を、仕事を、あきらめないと生きていけないのだ。心も体も、地元を離れざるを得ない核事故。東電と国家の罪は、あまりにも重い。