今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。しっかり南風の日は、線量もちと低い。何度も書くけど、0.001μの単位の話だが。
関西電力の高浜1、2号機、美浜3号機が、20年の運転延長を目指した新規制基準審査に入ったようだ。高浜1号機が動いた年、1974年。ルバング島から小野田寛郎元少尉が帰還し、荒井注の代わりに志村けんがドリフに入り、なんてことはどうでもいいけど、技術的にはこんなのが最新だった時代である。あこがれのヤマハ製ツインカム8バルブヘッドを搭載した搭載2T-Gエンジンが、ソレックスのツインチョークx2ツインキャブレターからハイオクガソリンを吸い込んで、トンガリ屋根の燃焼室で頑張ってガソリン燃やし、1588ccからなんと115馬力を叩き出して(笑)いた、そんな最新テクノロジーで、あっちは核燃料を燃やし、82.6万kWの電力を叩き出しているんである。1974年に、である。すごい。すごいけど、いまは2015年である。クルマは水素で走っている。そんな時代の工業製品に最新の基準を適用つったって、相手は1974年製だ。レトロフィットにも限度があるだろう。つまりそもそも20年の延長という制度そのものが、電力会社の経済事情だけを考慮した、無茶な施策なんである。