今日朝9時の線量は0.040μSv/h。そしてこの24時間は38〜40で推移していたようだ。
このままでは今年10月に行われる国勢調査で、全域が避難区域となっている福島県の6町村が「人口ゼロ」となるようだ。そして福島県が、被曝なんか年間100mmまでオッケーだとか子どもも20mmでんでん大丈夫、表で遊んでいいと強弁し、テキトーな除染で人々を家に帰そうとしたり、実際に汚染されてるものを風評だと言い張ったりしているのは、とにかくこれが怖いからなのだ。
何度も書いているけど、人口＝県勢であり、地方交付税交付金の算定ベースであり、たとえば地方自治から国政まで議員の数が決められるとか、消防団員の数が決まるとか、いろんなことの基準なのだ。それが、6町村6万3千人消えちゃった。交付金だけだって、めちゃくちゃ乱暴に計算すれば、一人10万円、63億円くらいの減収である。こりゃ、めっちゃ痛い。まあ、そのぶんがみんな県内に避難してくれてれば、ほかの自治体の人口が増えてトントンになるのかもだけど、実際には多くの人々が避難民の立場であっちこっちにいて、住民が空っぽな自治体が行政サービスを行っている。つまりカネがかかっている。なので、交付金の大幅な減額を避ける特例措置を国に求めることになる。満額払ったらダブルの支払いになっちゃうから、なんか頭のいい方程式でもあるのかもしれない。以前、三宅島が噴火して全島避難したときも、住民がゼロになったんだけど、あのときゃどうしたんだろうなあ。
