今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は37〜48で推移していたようだ。ピークは未明4時。福島で、新たに16人が甲状腺ガンだと確定診断された。事件発生時に18歳以下だった38万5千人を対象に検査して、現在103人が確定した。県のアドバイザーだった山下俊一は、小児甲状腺ガンの大家として、100万人にひとりと言ったわけだが、福島では3700人にひとりである。そしてもちろん県は、原発事件による被曝の影響ではない、というのだ。
彼らの常套句は、チェルノブイリでは5年を過ぎてから大量に発生したというわけだ。しかしいろんな情報を調べてみると、どうもソ連では、事故直後にまともな検査などぜんぜんやってなくて、5年ほどたって世の中が落ち着いて、それでまともな検査が始まったら甲状腺ガンの子どもが次々に、という経緯だという話もある。つまり5年後に発症したんではなく、5年検査してなかったから、イコール患者も出てこない、ということだ。これがホントなら、5年後、日本ではすでに検査済みだから大量に患者が発生しなくて、ほらね、5年しても患者は増えないから、原発は関係なかったでしょ、という話になるのかも。甲状腺ガン発生のパーセンテージが、実はチェルノブイリと同じであろうとも。