今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。経済とリスクを天秤にかけた上での話ではあるが、ゴリゴリの再稼働信者だと思ってた池田信夫が、原発の穴を埋めるのは石炭火力だと言い出した。政府は原発の再稼働と老朽原発の運転延長にバックドアを開けたわけだけど、その再稼働が、委員会の作業にかかる時間と、それを拡大する電力会社の穴だらけの作業によって、遅々として進まない。このままでは、2030年になっても動く原発はたかが15基と池田信夫は言う。当初は正力など民間がやろうとした原発を、最終的に国策に持って行ったのは核兵器のオプションかとは思うが、確かに国がハシゴを外すのなら、電力会社が原発に拘る理由はない。CO2問題をチャラにできるなら、どうせコストは全部電気代にできるのだから、発電機を回す燃料は地元とトラブらない方が面倒がない。と、そんな感じに新しいベストミックス(笑)が模索されていくのかもしれない。しかしやはり問題はその前に、なし崩しで再稼働していいのか、ということだと思う。規制委の委員長が言うように、新基準に合致しても安全だと言えないものを、なんで動かしていいのか、ワシにはさっぱりわからないのだ。
