今日朝9時の線量は0.030μSv/h。そしてこの24時間は38〜41で推移していたようだ。
「国策民営」なる言葉を連呼したのは、電事連の八木である。関電社長の八木である。8日の朝日新聞のインタビューでは「(自由化によって)原発運営のコストが膨大になる懸念があるから国はもっとカネを出すべきだと訴え、さらにニュースの概要しかつかんでないけど、9日の参院経済産業委員会に参考人として呼ばれたときも、「事業者側が費用を確実に回収できるように」と国へ原発優遇策を求めたそうな。こっちはほぼ1ヶ月前の5月9日の衆院だけど、まったく同じように「民間事業者が長期にわたる原子力事業を担える、新たな国策民営のあり方」を要求している。原子燃料サイクルや原賠制度を含め、つまり国に、自分たちを儲けさせる仕組みを作れと言っているわけである。ほかにもいろいろしゃべっているが、これらで見えてくるのは、タテマエとしては”もっとも低廉”だと主張している原子力発電は、実は国があの手この手でカネを突っ込んでやらないと回らないほどに高コストな発電であるという事実と、そういう国の全面的バックアップのもとで金儲けしているクセに、なお、原子力事業者に課せられた事故時の無過失無限責任を回避したい、という甘い根性だ。国策民営、つまり国が特定企業を保護し儲けさせる策を弄する、という意味か。原発以外では耳にしない言葉だが。
