お客さま手作りのスイカゼリーと、靖国土産である。
白鳩の願い。それは散華した御霊の安らかなることと、この国の恒久なる平和に相違ない。行けばわかることだ。あの場所は、癒やせない悲しみと、悲痛な叫びと、どうしようもないやるせなさに満ちている。そこでどんな気持ちになるかというと、とにかく戦争だけはダメだ。戦争にならないようにしよう、という意識である。よし、オレも国のために戦って死ぬぞ、なんて気分には、絶対になれそうもない場所だ。
しかしたまに靖国を口汚く罵る人がいて、理由を聞いてみると、靖国は戦争賛美の施設だと口を揃える。では、行ったことがあるのか尋ねると、なぜかほとんどの人は、足を踏み入れたことさえないのだ。行ったことも見たこともない場所なのに、なんでそうだとわかるのか、なぜ行って確かめようとしないのか聞くと、だいたいの人は口ごもっちゃう。なかには、そんな悪しき、汚れた場所には行きたくない、みたいなことを言ったりする人もいる。うーん、どこの誰だか知らないが、あんたたちが意図した日本人に対する洗脳は、かなり成功したようだぜ。