とんでもない雲越しではあるけれど、なんとか見えてる14番目の月をPICO-8とC90 MAKで撮り比べ、である。もちろん上がPICO-8で、下がC90 MAKだけど、うーん、ビミョーである。カッツーンと晴れた日の上弦の月ででも、きっちり追尾させつつ撮り比べないとなんとも言えないかも。しかしそもそも、そういう好条件の空で、ガッチリした架台で追尾するんなら、他に持ち出すべき鏡筒はなんぼでもある。架台なんて三脚か、安物の経緯台でいいやん、という気軽さが、こいつらのウリだもんなー。
そういう意味ではPICO-8、もー、圧倒的にコンパクトで軽いのが便利。しかし、実際にファインダーのぞいてピントを合わせる感じとか、写りの安心感は、手持ち(笑)でさえC90の勝ち。まあ、当たり前のような気もするわけだが。(^^;;
下は原寸切り出し。レベル補正以外は無加工。そもそもPICO-8、圧倒的に安いんである。実質7cm径、焦点距離900の屈折望遠鏡、ふつーに見えるヤツならアクロマートでも2万円じゃ買えない。それがこんなに小さく軽く、反射らしい色収差の無さで17800円(税込¥19,160)である。しかし一方のC90 MAKは32mmのアイピースに加え、地上用スポッティングスコープだから正立プリズムと正立式光学ファインダー、さらにデイパックなキャリングケースまで付いて、希望小売価格33,480円(税込)のところ、輸入元直販で税込25,509円、amazonでは22060円である。うーん、ビミョーだ。しかしPICO-8、なんかカワイイんだよなあ。(^^;;
PICO-8 | C90 MAK | |
口径 | 80mm | 90mm |
焦点距離 | 900mm | 1250mm |
口径比 | F11.3 | F13.9 |
面積比中央遮蔽率 | 11.6% | 不明 |
付属品 | 等倍レッドドットサイトファインダー、開閉式筒先キャップ | アイピースPL32mm(39倍)、45°正立プリズム、8×21正立ファインダー、キャ リングケース |
価格 | ¥19,160税・送料込み | ¥22,060税・送料込み(amazon現時点) |