今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は37〜43で推移していたようだ。ピークは昨日19〜20時と今日の0時。基本的に1時間平均の数値で書いているが、10分単位の数値で見れば昨日23時20分に45μSv/hだったりするのだ。
伊方原発は佐田岬半島の付け根に位置し、万一それがぶっ飛んだとき、岬のシッポのほぼ全域が30km圏内に入ってしまう。そこにいる人間が避難するとしたら、海しかない。そこで5000人が避難するという想定で訓練が行われたそうだが、参加はわずか70人。フェリー1隻に海自の支援艦が避難する人を運んだそうだが、荒天でもない訓練日でさえ、原発内のけが人を運ぶはずだった陸自ヘリが視界不良で訓練中止。原発がぶっ飛ぶような状況下で、半島で唯一定期船が接岸する三崎の岸壁が健全に使えるのか? 佐田岬の人間を運ぶためだけに、フェリーと海自の艦船がピストン輸送できるのか。訓練に参加した支援艦は、写真から判断するとひうち型(たぶんげんかいかなあ)だけど基準排水量980トンの小型艦に何人乗れるんだ。まあ、気の利いたヤツなら知り合いの漁師でも頼って漁船で逃げられるかもしれないが、多くの住民や観光客は、悪天候のなか、破壊された岸壁で荒れ狂う海でも見ながら被曝していくのかもしれない。