今日のサザンビーチ と今日の放射線量

今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。
復興庁の計画では、集中復興期間は本年度で終了し、16年度からは復興・創生期間ということになっている。復興とはなんだ。「再び以前の盛んな状態に返る」ことだとするならば、東北の復興は、その端緒についたところからかなり進んだところまで、進捗に差はあるものの、それなりに進んではいるんだろう。ただし、核汚染されたエリアは、復興の目処さえ立たない。政府の言う“中長期的”という物差しは、所詮は人間の一生が最長の基準だが、放射性物質は。核種によっては影響を半減させるのさえ、世紀を超えた時間のスケールが必要だ。もう、現在の1Fを完全に封じ込めることに成功したとしても、事件後の1ヶ月で、保安院の大甘発表でも77万テラBqが撒き散らされ、以降もかなり減ったとはいえ、空中に海洋に、それなりの量の放射性物質を拡散し続けている。まあ、ぶっちゃけ、風雨という自然の除染が働くから、陸上の汚染物質はいつか海へ、あるいは地中へ“移動”し、だから核種の半減期よりは速い速度で線量は落ちるだろうが、それでもたぶん、彼らの言う中長期的というスケールは超えるだろう。今回は、どういう事情か強引に存続させた東電だが、核物質の放射性は一企業の寿命なんてスケールの枠外にある。国策で原発を興したんだから、復興作業に政府が永遠に関与するのは当たり前の話なのだ。

Author: shun

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