今日のサザンビーチ と今日の放射線量

今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。
賠償のために、恐ろしい額の税金を投入して存続させてもらったはずの東電は、賠償に実に消極的だ。交渉はできるだけ先に延ばし、カネは極力ケチり、困り果てた被害者がADRに持ち込んで得たささやかなる額の和解勧告さえ拒否というのが常套だ。特に自主避難者に対しては冷酷と言っても過言ではない仕打ちを続けている。
仕事を失ったり精神疾患を発症したりした夫婦(京都に自主避難)が東電に1億8千4百万円の損害賠償を求めた訴訟で、京都地裁は約3000万円の支払いを命じた判決を出した。自主避難者には大人一人12万円しか払ってない東電。これじゃ避難生活できないのでADRに持ち込んで、和解案が1100万円。納得できないところにもってきて、東電は拒否だ。しかし裁判は、ワシも経験あるけど、そりゃもー死ぬほど面倒。それでも裁判に持ち込んで3年かかって、で、ようやく3000万だ。東電、どれだけ被害者をいじめるんだろう。
しかし、これで終わったわけではない。京都新聞によれば自主避難者は京都だけでも697人で、すでに58世帯175人の、東電と国に損害賠償を求めた集団訴訟が係争中。福島から自主的に避難している人は推計で約1万8000人とされているから、仮に最終的に全員に1000万賠償するようなことになると1800億だ。さらに、これが確定すると避難指示などで強制的に避難させられてる人々への賠償額も跳ね上がるので、東電、控訴するだろう。そして控訴審は当然、高浜の仮処分のとき以上に国策の圧力もかかってくるだろう。被害者の苦しみが、これからも長く続くことを、我々も忘れないようにしないとなあ。

Author: shun

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です