今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は38〜51で推移していたようだ。ピークは昨日15〜16時だけど、雨模様だった正午あたりから雨が止んだ深夜まで、ずっと高めの推移である。
いやー、しかし昨日の大津地裁の仮処分決定には驚いた。福井地裁の仮処分決定は稼働前の原発だったけど、こんどの決定は稼働中の原発の停止を命じるという、驚きの決定。一昨日だっけ、時事かどこかのニュースで、“明日大津地裁が決定する”とか出てて、いやそりゃ申し立てられた仮処分の決定を下すかどうかの判断をする、の間違いだろうと思ったんだけど、ありゃ一種のリークだったのかなあ。もしかしたら4号機のトリップ(スクラム)も判断に影響を与えたかな。
政府に経産省や関電も驚いただろうなあ。福井の時に、同じ福井地裁の林潤裁判長に異議審で決定をサックリとひっくり返させ、再稼働に待ったをかけた樋口英明裁判長を人格攻撃まで交えつつ左遷し、司法関係者に国の意思を周知徹底させたつもりでいたのに、まだこんな裁判官がいたのか、ってな感じだろうか。大津地裁の決定理由はまったく合理的で科学的にも正しいものだとしかとしかワシには思えないが、もちろん政権や関電は正義だ科学だなんてカネや票にならないことより別のことを大事にして、再稼働をごり押ししているわけなのだ。そして“国が動かしたのに国が止めるのはオカシイ”とか、この記事では70代の男性に代弁させているが、福井県の西川一誠知事も、高浜町の野瀬豊町長も、120%同感なんだろう。
この国の三権分立なんて、みんな知ってるようにカタチだけだったりするわけなので、今回の決定はちょっと驚いた。こういう動きが、まるで燎原の火のように燃え広がって……いったりすると面白いんだけど、この国では、そういう風には行かないんだろうなあ。
