今日のサザンビーチ と今日の放射線量

今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。
原発を新増設するべきではないか。四電が伊方1号機の廃炉を決めたことで、当然、こういう意見が出てくる。もちろん産経である。
実際には40年廃炉のルールには、関電の原発の大半を救済できるように、脱げ道が用意されているし、東電の原発はすべて80年代以降の稼働で、再稼働の目処こそ立ってないけど、まだ延長申請に余裕がある。しかし、全原発が再稼働できたとして、それでも達成できないもの。それが、政府が平成42年度に望ましいと策定した、20〜22%という原発比率だ。もちろん事実は逆で、40年という廃炉ルールを骨抜きにし、あるいは原発の新設に道を開くため、温暖化だのCO2排出目標などの数字をうまくイヂって、このままでは原発が足りなくなる、という議論を導入するための筋書きが書かれたわけだ。
と、そんなこたーみんなわかってるんだけど、アホか、そんな数字意味ないだろう、とならないのが、この国の不思議。しかも、築60年なんてボロい原発動かすくらいなら、最新の原発の方が安心ぢゃん、という、ある意味で紛れもない事実も用意されている。
産経の記事は、伊方1号機の廃炉を決めた四電を、まるで産業界の裏切り者のようなニュアンスで書きつつ、電力自由化で“大手電力会社には負担を抑えようという傾向が強まっている”などと社会背景に同情する雰囲気。このままでは、原発を再稼働、あるいは新設するために、政府は補助金を出せ、とでも書きそうな産経なのだ。

Author: shun

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