今日朝9時の線量は0.038μSv/h。そしてこの24時間はずっと38で推移していたようだ。
安倍が今日、熊本に行くそうだ。地震当日に現場入りを明言した直後に、本震が起こってビビって中止。1週間たって、ようやくである。爆発するかも、とか当時は言われてた原発に自ら乗り込んだ菅直人とは大違いである。
もちろん首相自ら他の被災地ほったらかして原発へ飛んだことで、あっちこっちの現場は大混乱しただろう。いまもそのことを、あっちこっちでボロクソ言われてるわけだが、そしてワシも別に菅直人が好きなわけじゃないし、なにもかもエライと思ってるわけじゃないが、しかしあのとき、いちばんニッポンの未来をダメにしそうな現場は、岩手や宮城の沿岸ではなく、紛れもなく1Fだった。その判断は、絶対に正しい。そして菅がヘリに乗って1Fへ飛んだたのは、自分が行かないとどうにもならない、と菅に思わせるほどに、周囲のスタッフがクソバカ揃いだった、ということだろう。斑目はマンガで居直ったこと書いているが、つまりはコイツも、国から高額の報酬もらってのうのうと暮らしながら、結局は国家の指揮官が求めたそのときに、必要な情報を提供できなかったのだ。菅が現場に行ったから混乱して作業が遅れたとか言ってる連中は、だったら菅が来なければ、もっとマシななにかができたとでもいうのか。少なくともワシは、ビビって現場へ行くのをやめちゃったヤツより、保安院のスタッフさえ真っ先に逃げ出した現場へ自ら出向いたヤツの方が、ずっと好きだ。
それにしても九州、かつてないパターンの地震になってきた。東海、南海など、来るぞ来るぞと言われる地震は鳴りを潜めたまま、神戸や新潟、東北の太平洋沖から九州と、大きな地震が続いている。しかも東日本大震災を引き起こした東北沖は、プレート境界の海溝型地震だが、他はみんな断層による直下型である。
そして茅ヶ崎あたりで断層といえは、昔からマークされているヤバい断層の筆頭、神縄・国府津-松田断層帯があって、コイツが動くとき、茅ヶ崎は震度6級で揺すられるとされている。東北の震災を受けてデータが改訂される前の朝日の記事によれば、“M7.5が冬の平日午後6時に起きた場合、茅ケ崎市や平塚市、小田原市などで計1500人が死亡、9770人が重傷を負う。建物11万7600棟が全壊、3万9810棟が焼失”とあるが、これは断層型地震が単独で起きた場合。断層と一体であるとも言われる相模トラフを震源とする地震と連動した場合には、“平塚市や横須賀市などで震度7、全域で震度6弱以上の揺れが予想され、死者1万1380人、重傷者は7万人を超える。県内の建物の4割強の90万棟が全半壊する。また横浜市などで計20万棟余りが焼失する”そうな。ついでに茅ヶ崎は5分で津波に襲われる。県のまとめでは、夏の正午に起きた場合、海水浴客の犠牲は6920人と推計されている、という話だ。
もちろん備えあれば憂いなし、ということだろうが、じゃ、どう備えればいいのか。たとえば揺れたとき、どこにいるか、という運命的なことの方が、もしかしたら重要だったりするようにも思える。地面が揺れるときの、あの無力感。それを1週間、味わい続けている九州の人たちに、一刻も早く安寧で穏やかな日々が訪れることを。
こんちは、婆裟羅です。
shunさん>揺れたとき、どこにいるか
14日は17:00ごろまで九州にいました。約4時間差で地震をクリアして逃げおおせたわけです。(blog)
たぶんこれで私は 地震についての運は使い尽くしたので、茅ヶ崎に地震が起きたときは海岸で釣りしてる様な気がします。
陸っぱりでも PFD、ライフジャケットは必ず着けているので一瞬で溺れはしないでしょうが、引き波に攫われて陸が遠ざかるのを見ながら、海岸にもある放送塔の防災放送を聞くような気がします。
ぴん~~ぽん~~相模湾で~~震度7の~~地震が~~、発生~~しました~~
津波警報が~~出ていますので~~海岸から~~離れて~~高台に~~避難しましょう~~ぴん~~ぽん~~
海岸から離れていくには違いないのですが。
婆裟羅大将さん:
うえええ、それは九死に一生、っつーか、まあ福岡空港では死にはしないでしょうが、えらいトラブルには巻き込まれずにすんでなによりでしたね。蝦夷さんは、その後ロコどころじゃなくなって、さらに東京に戻れず次の仕事もパー、なんてことになったかもですね。
津波ですか。まあ、津波がくる前に海の水は一度引くそうですが、そこで逃げ損なって押し寄せる津波喰らったら、まずは陸の奥地へ連れて行かれるでしょうから、どこかのビルにしがみつけばオッケーかも。って、そんな甘いもんじゃないんでしょうね、きっと。