こんな気持ちのいい青空の下、たまに出撃したり帰投する対潜哨戒機を眺めながら、レモンサワーである。こんな青空の下、71年ほど前には落下傘にぶら下げられたリトルボーイやファットマンが落ちてきた都市があった。平成28年の茅ヶ崎には、原爆は落ちてこないけれど、この、レモンサワーの幸せは、誰かに支えられている。タコもイカもサザエもシラスも、決してどこぞのなんとかに書かれた戦争放棄のお題目なんかじゃなくて、誰かの具体的な行動のおかげで、いま、我々はとりあえず不安なく、みんなでハッピーに喰えるのだ。平和に、乾杯。平和を維持する人々に、感謝。しかし平和を維持するための仕組みは、いまよりもっとよい方法を、みんなで考えなくちゃならないのだろうなあ。なーんて、ビーチでレモンサワー飲みながら考えるようなことじゃないわけだが。