今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は37〜41で推移していたようだ。ピークは今朝7時。
いま、わたしも、たぶん健常者ならあなたも、ふつうに体が動くことが当たり前のように感じているから、近づいてくる台風の情報などを見ても、あるいは遠くない将来に起こりそうな地震も、そのときは逃げればいいや、なんて気軽に思ってたりするわけだけど、東日本の震災のとき、高齢者施設などでは逃げるに逃げられず、被害が拡大したケースも多かったようだ。1Fぶっ飛んで避難指示が出たときも、そのせいで亡くなった方も多かったのに、東電は裁判で負けるまで因果関係を認めなかったりするわけだが、そんな後日の話ではなく、いままさに放射能が迫るといった状況のとき、体が動かなかったら。また、仮に避難こそできたとしても、避難先で生命を維持するすべがなかったら……。
福島民報によれば、県内の腎臓病患者の約3割が、人工透析の受診先の変更や、透析回数・時間の減少などを経験していたそうな。避難したはいいけど、人工透析の施設なんかふつう避難所にはないだろうから、それってある意味で放射線から逃げるよりもっと悪い、命の時限爆弾を抱え込むようなもんだ。その恐怖心たるや、いかばかりか。事故の確率なんてもんをコンピュータで計算するヒマがあったら、規制庁や電力会社の人間は、もっとふつうの人間としての、想像力を働かせるべきなんじゃないのかな。