今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は38〜43で推移していたようだ。ピークは今朝6時。
もう15年も昔のことになっちゃったけど、あの日のことはいまも鮮明に思い出せる。ポルシェ911が好きなクルマ友達が、ポルシェの日として馬場の焼き鳥屋に集まるような日で、わたしは家で締め切りに追われてたかナニかで行けなくて、そして、集まってた誰かからの電話が鳴って、居酒屋の喧噪の中から、そいつの声が響いた。
「いま、ニューヨークでナニか起こったらしいんだけど、テレビつけて見てくれないか?」
たぶんパソコンの前でキーボードをチャカポコやってたワシは、浮かび上がった画面に息を呑んだ。
「あー、貿易センタービルに小型機が刺さったみたいだよ」
あんな巨大なビルと旅客機を並べたことはないので、スケール感が完全に狂ってたのもあるけど、よもや万全の管理体制で運行されている航空会社のボーイング767-200が、航路でもないマンハッタンの、超高層ビルとは言えヒコーキ的にはあり得ない500mなんて超低空を飛んでるなんて、完全に想像力の外だった。
9.11を境に、世界が変わった。3.11を境に、世界が、原発が変わる、と思った。しかし、世界のいろいろは変わったらしいけど、日本は変わらない、いや、どうやら無理くりにでも、変えたくないようなのだ。不思議な国だ。