今日朝9時の線量は0.039μSv/h。そしてこの24時間は38〜39で推移していたようだ。
1FのALPSが漏水したそうな。多核種除去設備なんだから、もちろん漏れているのはただの水ではない。3月に止まったという記事もあったが、“原因を調べている”で終わっちゃって、続報があったのかなかったのかわからない。で、東電の17日付けのリリースでわかるのは、3月に漏れたヤツは4月にも漏洩があったんだなあ。今回の漏洩でも、“周辺の放射線量への影響もない”そうだが、3月に漏れた液の放射能分析の結果は、セシウム134:150Bq/L、セシウム137:690Bq/L、全ベータ:19,000Bq/Lだったそうな。
しかし東電のリリースをよく見ると、セシウム除去のキュリオン(もちろんキュリオン社)とALPS(東芝の多核種除去設備)と高性能多核種除去設備(どうやら日立?)は、別項目なんだなあ。だとすると、今回の記事で漏れたとされてるのは、日立の“高性能”の方で、ALPSではない、ということになる。そもそも東芝が開発したALPS、多核種除去設備だけどトリチウムは除去できないので、トリチウム含んだ処理水は薄めて海に流す、とか言ってて漁業関係から猛反発を浴びたわけだけど、核汚染水をトリチウムのみの水にする前に、トラブル続出。で、翌年の2014年には“高性能ALPS”が投入された、というふうに覚えていたが、ALPSてのはAdvanced Liquid Processing Systemの略で、たぶん東芝の商標だろうから、そっちは“ALPS”じゃなかったということか。
で、記事をよく見たらALPS建屋で水漏れとあって、ALPSが水漏れとは書いてない。でも、水漏れに関して“このALPSは処理を停止中”とあるから、やっぱ記者は混同してるんだよなあ。もーちょっと、こーいうの、わかりやすくならんもんかな。