早朝の大洪水&大惨事

ただの床の写真のようだが、これはあらかた片付けたあとなのだ。見た人なら知ってるように、ワシの仕事部屋は、この手の商売、あ、ライブハウスのマスター(笑)ではなく物書きの方の人間ならみんなそうだと思う(?)けど、送られてきた雑誌やら資料やら本やらが、足の踏み場もなく積まれているものである。横にはやっぱり書類山積みの袖机もあったし、パソコンやらの機材も、タワー型なら床置きだ。
で、そんな部屋にそんなものを置いとくのがイカンという話もあるが、MacとWindowsのパソコンのモニターが2台並んだデスクの上に、ワシは水槽を置いてたのだ。そんなに大きいものじゃないけど、メダカが10匹くらいと、エビが2〜30匹、かなあ。勝手に増えてたのでよくわからないけど、そういうのが泳いでて、モニター見るのに疲れたとき、水槽に目をやるといい気分転換になるのだ。
一方、そんな机の上は当然、空き場所もなく雑誌や本や書類が山積みで、ネコがその山脈の上からエサクレ攻撃を仕掛けてくるのが日課になっていた。まあ、たまに書類や本の山は崩されたり落とされたりはするが、そうして10年以上やってきてたわけだけど、今日の早朝、平衡感覚がここ最近ちょっとおかしくなってたチャイが、山の上からピヤピヤ鳴いてたと思ったら、いきなりふらついて、水槽と書類の間のクレバスへ落ちた。
ナニが起こったのか、理解するのに数秒かかったかな。かなりの重量物だったはずの、机の上の水槽は、いま、床に転がっていた。バケツ一杯分の泥臭い水が、すごい勢いで床に広がり、書類の山を呑み込み、底に敷いてた砂利が一面に広がり、あっちこっちでメダカやエビが跳ねていた。それからのことは、もうよく覚えていない。とにかく雑誌や書類を、これ以上水が染み込む前にどかしたいんだけど、うっかり歩くと、生き物を踏む。なのでまず水槽にちょっと水を入れ、床やら雑誌の上やら、ヘタするとミョーなスキマに張り付いちゃってるヤツらを、どんどこ拾っては水槽へ放り込み、生き物がいなくなった場所へチャプンと足を進めて、また雑誌や書類をどかしつつ、跳ねてるヤツらや、そろそろ跳ねる元気もなくなってきちゃったヤツらを水槽へ入れ、それが終わった場所を雑巾で拭き、そしてまたその先の水源へ向かう、と、そういう果てしない作業を、深夜に帰ってきたならまだ寝ているべき時間から続けて、いまここ、というのがこの写真なのだ。
この、キレイに空いた床をキープできればいいんだけど、とりあえずどかした雑誌や資料は、そもそも置く場所がなくて床に積んでいたわけなので、結局元に戻すしかないのだ。さらに、まだ、とりあえず表に出した水槽をなんとかする作業が残っている。さすがに、生き物はかなり減っちゃったわけだけど、問題は、この水槽を、元に戻すかどうか、だよなあ。

Author: shun

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