邂逅なんて、そんなたいしたもんじゃないか。巡り合いか。って、そんなロマンチックなもんでもないか。
欲しいクルマがあれば、いつも頼んでいたスティックシフトの荒井さん。で、ちょうどいいのが2台出てきたけど、どうします? という話になったのが2006年。方や、最終年度の3.2リッター6気筒のリミテッドのグレー本革フル電動シートにこれまたグレー本革とウォルナットの内装にシートヒーターにウッドステアリングにサンルーフにBSタイヤ新品にカラーも人気のダイヤモンドブラック。方や、最初期型で過走行に不人気色でトロい4気筒を積み地味なクロス張りの質素な手動調整式シートに安物(爆)ゼブラのウッドパネルに樹脂ステアリング。販売価格の差は10万円。そしてワシはもちろん後者を選び、いまに至るわけだが、もう一台はちょうどこういうのを探していた、当時ガルヴィ編集長だったO田の愛車になった。そしてあれから11年、2台並んでた124がひさしぶりに、また並んだ、というわけなのだ。14万Kmだったワシのは、まだ17万台だけど、Oちゃんのは先日、サックリ20万Kmを達成したそうだ。