カツシン? それって死んだ映画俳優か?
っていう方は読み飛ばしてください。(^^;;;;;
これは、別のカツシン氏の日記を転載しただけのエントリーなのでした。(^^;;
国会
朝日新聞の読者の方なら、今日の土曜版「be」に掲載された、カツシンの連載コラムをお読みいただいただろうか。今回は、ケータイ電話しながらの事故が増えているから、ハンズフリーのストラップを使おうね、という内容だった。
そしてカンのいい読者の方なら、アレッ、とか思ったに違いない。そう、まさに一昨日の6月3日、道路交通法改正案が衆議院本会議にて採決され、賛成多数で可決・成立したのだが、その目玉のひとつが「運転中の携帯電話使用の厳罰化」。それに関して、一切の記述がないじゃないか、と。
そうなのである。実はカツシン、いつもの雑誌などのキモチで、運転中のケータイが厳しく規制されることになる法案が審議中、とか書いていたのだ。ところが、なんと原稿が読者の手に届くときは、審議は終わっているのある。では、「運転中のケータイ使用が厳罰化された」と書けばいいのかというと、さにあらず。なんと今国会はご存知のように年金問題で大混乱の様相を呈していて、原稿の執筆時点では、長時間の空転さえ予想されていた。会期は11日までだけど、最悪の場合、道交法改正案が審議未了で廃案、なんて憂き目にあうことも考えられたのだ。それにこの道交法改正案自体も、二輪車の高速タンデム解禁問題や、駐車違反の取り締まりを民間委託するのは果たして是か非か、という難しい諸問題も抱えていて、修正などの紆余曲折を経ることもあり得ない話ではなかったのである。
まあ新聞とはいえ土曜版などは前もって刷っておくので、デッドラインは火曜日。そして道交法改正案の採決が木曜。さらに刷り上がった新聞が読者の元に届くのが土曜。これは、ウッカリしたことは書けないな……。
てなわけで、法案の行方を巡ってカツシンの原稿までもが修正案提出。そして、法案に関係する記述が削られたコラムは、いま読み返してみると、コイツ、クルマの物書きのくせに、一昨日決まった道交法の改正を知らんのかい、ってな原稿になっていたのである。(ToT
修正は、もちろん自分で赤入れしたのだけれど、その自分の原稿が、法案が成立し、ワイドショーなんかでも「ケータイ使うと罰金5万円!!」とかさんざん騒いだその週末の、世の中の状況のなかで読まれるとどういう印象になるのか、なんて、今日になるまでわからなかった。
このネタ、一週間前か、あるいは一週間後にすればよかった。ああ、新聞って難しいなあ。(^^;;;