松屋の”一本うなぎ”のうな重、である。おいおい、カレー屋なのにどうしちゃったの、である。あ、カレー屋じゃないか。牛丼屋か。ま、なんでもいいけど、カレ牛の松屋が、すき家がちょいとサボってる間にウナギに手を出して(あくまでも個人的な印象である。そしてすき家もウナギは復活済みだ)、もしかしたらウナギを主力商品に育てるつもりなのか!? というチカラの入れよう。と、そんな印象さえ持っちゃうのが、このイベント(?)。「秋の土用の丑の日の10月20日(水)、11月1日(月)を含む期間に、今年3回目となるうなぎ祭りを開催」だそうで、その看板メニューが、このなんとも凶悪なメニュー。「”一本うなぎ”のうな重(みそ汁・ミニお新香・山椒小袋付き)1,790円」である。こ、これは、喰ってみなければなるまい。
ま、喰うと決めても店が終わったらイートインのできる時間ではないので、買って帰るわけである。テイクアウトだと味噌汁がつかないけど、しょうがない。で、食卓にデーンと置いて、しげしげと眺めてみると、むむむ、こりゃ確かにでかい。ホント、豪快な見た目である。webをよーく読んでも、うなぎの産地は書いていない。ま、もちろん中国の養殖モンだとは思うけれど、中国であれ、養殖であれ、うなぎのウマさに変わりはない。
しかし、これは、アレだな。一本うなぎっちゅー商品名だが、これはたぶん、一本ではないな? 正確に言えば、およそ一本分、だな。おそらく(ココ、もちろんワシ個人の勝手な推理である(笑))松屋、うなぎは1匹を3分割カットしたのを1単位として扱い、うな丼なら1枚、ダブルなら2枚使ってたところ、この1本うなぎは3枚並べて“一本(分)”うなぎとしてるんだな。WEBの商品写真(黄色バック)は、1本のうなぎを3つに切った感じだけど、このうなぎは、うなぎの太さや焼き目が、3枚それぞれ違うもんなー。もちろん3枚みんな同じだったり、真ん中がシッポ部だったらおかしいから、右側に並べるヤツは尻尾の部分のを使うように、とか店員さんへのマニュアルには書いてあるのかも。店のWEBにも「※一本うなぎは三等分にカットされております」と書いてあるのは、つまりそういうことなんだろう。
まー、それでも、うなぎはウマい。スーパーでうなぎ買ったら、中国産の養殖でも1本2千円近くはしそうだし、これで味噌汁にお新香ついて1790円税込みなら、コスパ的にも悪くないような気がする。ま、牛丼屋で一食に2千円近く払うのはどうよ、という話もあるかもだけど、んなこと言ったらいまどきラーメン、千円超えるのも珍しくないわけで、餃子もつけたら2千円だ。こんなでかいうな丼が2千円しないというのは、やっぱ安いよなあ。
なお、うなぎが1本分、ご飯はデフォルトで大盛り入ってるだけに、テイクアウトには山椒の小袋とうなぎのタレがそれぞれ2袋ついてるけど、ワシ的には、タレは追加でかけたらめっちゃ濃くなっちゃうと思う。