まー、知ってる人は皆無に近いだろう。なので、詰めかけてくださるお客さまは、基本的にこのバンドのライブに参加したことのあるリピーターさんが大半なんだけど、でも、いいのよ、すっごく。初めて聴いたって、絶対楽しい。2回目聴いたら、もっともっと楽しいのは当たり前。
大阪で、かなり流行ってるライブハウスを長く経営してて、それを投げ打ってまでミュージシャン専業に転んだペーニャ大作さんの、魂の籠もった唄とギター。それを支えたり、時には交代して主役を張る夏目一朗さんは、実は30年もあの松山千春をサポートし、2000年からは千春さんのプロデュース＆ツアーバンドのバンマスを努めている超大物。んなふたりが、よってたかって音楽やらかすんだから、そりゃもー楽しくないわけがないんである。
まーね、なんちゅーか、こんな楽しいライブが、こんなにチープに楽しめて、そしてわかってる人間は楽しんじゃってるんだけど、知らない人は知らない。あー、なんてもったいない、と思うのよね。ヨソは知らないけど、ウチでやってるライブに、基本、ハズレはない。今回、ワタクシのお誘いに乗っておひとりご来駕いただいたけど、とっても喜んでお帰りいただいた。次回も来るよ!! と言いながら。
なので、名前は知らなくても、その夜ちょいとヒマで、ちょいとお財布に余裕があるなら、ぜひ、知らないミュージシャンのライブに行ってみることをオススメするものである。失敗したって、ナニ、失うものはたかが知れているのだ。
