今日のサザンビーチ と今日の放射線!?


茅ヶ崎で計測される放射線量は、今朝7時を境に上昇しはじめ、今日17時現在83nGy/hとなった。なにもなかった平成21年の年平均値が37だということだから、明らかな異常値ではあるけれど、何号機だったかの建屋が吹っ飛んだときの影響であろうと思われる182nGy/h(15日13時)などよりは、かなり低い数値だ。
ありゃ、よく見れば神奈川県庁のwebサイト、nGy/hだった単位がμSv/hメインに変わってる(nGy/hはカッコで併記)なあ。TVぢゃシーベルトシーベルトの連呼だし、説明面倒だし現状はヨウ素131とかセシウム137とかなので放射線荷重係数は1だとする、ということか。てことは中性子が出たらシーベルトの数値は5〜20倍になるんだよな。
それはともかく、これまた腹立つのは、今日、放射線量が増えることを、わたしはある種類の天気予報で知っていたわけだが、その天気予報、日本の番組ではないということだ。少なくともわたしが見ているTV番組の限りでは、日本では、放射性物質の到達を知ろうと思ったら、天気予報の風向き矢印を見て、自分で推定するしかない。ドイツの番組ができる日本上空の風のシミュレーション、気象庁にできないわけがないから、きっとパニックになってはいけないという”高いところからの配慮”が働いているのだろう。
ではアメリカでは、CNNなどがコンピュータのシミュレーションで、福島の放射性物質が米西海岸へ到達する課程とその予想される濃度などを繰り返し報道しているが、ワシントン州で、カリフォルニアで、米国民はパニックになっているか? もちろんそんなことはない。正確で正しい情報が、冷静な行動を促すからである。
ナニが来るかわからない、いつ来るかわからない、どんな量が来るのかわからない。そんな漠然とした不安が、人をパニックに陥れるのだ。

Author: shun

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