茅ヶ崎の放射線量は朝の10時に70台へと落ち、13時では78nGy/hである。微々たる変化だけど、減少方向。そしてまさにニュース等でも、各地の放射線量が減少方向だと繰り返し繰り返し報道されてて、まるで事態が収束に向かっているかのように錯覚させてくれちゃうが、実は茅ヶ崎の水道水の放射能濃度は激増している。先日のエントリーに表組みまで載せて書いたように、22日に0.93までいったものの、ずっと1Bq/kgを下回っていたんだけど、24日にとうとう1.0を超え、25日には4.9、そして26日にはとうとう7.4Bq/kgと、WHOの飲料水水質ガイドラインを超える数値となってしまった。1日2リッター水飲むと、1年で0.1ミリシーベルトを超える被曝になっちゃうのだ。まあ、もちろんこの数値だけを言えば、まさに「ただちに健康に影響をおよぼすものではない」わけだけど、福島第一原発から直線距離にして250kmは離れている茅ヶ崎の水道に放射性のヨウ素が検出され、空中の放射線量が減少傾向と言いつつ水道のヨウ素-131が激増しているというのは、ひとつにまき散らされている放射性物質の影響がとうとう本格的に出始めたということと、すでに蓄積がはじまっていることの証左のように思える。現在はずっと未検出のセシウム-137が数値になって表れるのも、まもなくかもしれない。
採取日時 | 放射能濃度(Bq/kg) | |
ヨウ素-131 | セシウム-137 | |
3月26日 | 7.4 | 不検出 |
3月25日 | 4.9 | 不検出 |
3月24日 | 1.0 | 不検出 |
3月23日 | 0.75 | 不検出 |
3月22日 | 0.93 | 不検出 |
3月21日 | 0.58 | 不検出 |
3月20日 | 0.46 | 不検出 |
3月19日 | 0.43 | 不検出 |
3月18日 | 不検出 | 不検出 |
表組追加。なぜか小数点以下が1桁に。元データは神奈川県webサイト/県衛生研究所の水道水の放射能濃度について。