ボディボードのスクールなのかな。先生の後に続いて海に入っていく女性たち。アヒルかカルガモの写真で、こんなのがあったなあ。しかしこれから天気が悪くなるんだそうな。13時の放射線量は51nGy/h。何度も書いてるけど、高さ4.9mの場所に設置された、茅ヶ崎モニタリングポストでの数値である。
ところで関西電力が15%の節電を要請したそうな。新聞は、大ざっぱにはどこも、こんな内容だ。
1.定期検査中の原子力発電所が再起動できず、十分な電力の供給力を確保できない
2.8月の供給力が2938万kWに対し、需要は3138万kWが見込まれていて、200万kWが不足
3.仮に電力使用量が供給量を上回れば予期しない大停電が発生する可能性がある
4.関電は揚水発電所の高水位運用や火力発電所の出力向上といった追加対策を検討
5.しかし追加の対策を実施しても、厳しい需給状況となる見込み
6.なので関電は管内の法人や一般家庭に対して15%節電を呼び掛けた
7.もちろん東京電力へ余剰電力(約100万kW)送れないので関東の電力不足に拍車
で、新聞なんだから当然、このあとに新聞としての分析や論評などの記事が続くと思ったら、なにもない。つまりこの記事は、ただの関電のリリースなんである。
オイコラ。なんで読者はカネ払って、関電の発表をそのまま読まなきゃならんのだ。新聞ってのはなんなんだ。ジャーナリズムってなんなんだ。
読者はカネ払って、ジャーナリストの書いたモノを読もうとしているんである。関電のリリースを元に記事を書くのなら、電力の供給と需要の予測の根拠や妥当性、追加対策の過不足、必要とされる節電量の裏付けなど、ちゃんと調べてリリースの裏を取り、その上でモノを書くのが筋だろう。リリースをそのまま掲載して、はいっ記事でござい、って、オマエらそれでもジャーナリストか。そんな情報が欲しいなら誰だって、タダで読める関電のWEBでも読むわ。
要するに電力会社と、ある勢力は、原発を動かしたいのだ。だから原発が動かないと生活困るぞ、暑いのにクーラー動かせないぞ、大規模に停電するかもしれないぞ、なんて恫喝してくるのだ。そんな恫喝をそのまま掲載するってことは、つまり新聞社も、原発を動かしたい勢力の一員となんである。そしてカネ払って新聞読んでる顧客を恫喝しているのだ。
それにしても、どうしようもなくクソな記事だな。需要3138万kWに対して200万kW不足なら、足りないのはたった6.3%である。加えてそこから揚水発電や火力発電の運用を工夫して供給を増やすんだろ? 東電へ送ってる余剰電力もあったんだろ? なんで15%もの節電が必要なんだ?
それに東電の需要予測はいろいろあるが、デカイやつで6千万kWである。融通できなくなる100万kWなんて需要の1.7%。そんなもんゴミである。関東に電力不足に拍車がかかる、なんて記事書いて恥ずかしくないのか?
この関電の要請を、大阪の橋下知事が「根拠がない」ちゅって蹴ったそうな。実に正しい。