昨日とナニが違うんだ、という写真だけど、アングルがビミョーに違う。w まあ、同じ場所で同じような天気なんだから、こんなもんである。今日朝9時の線量は50nGy/hだ。やっぱりだ。
ところで産経新聞の経済ニュースにこんな見出しがあった。「「発送電分離」 料金下げにはつながらず」。アレコレ述べて、結局言いたいことは、発送電分離は電気料金をさげることにならないし、そもそもが”絵に描いた餅”だちゅーのである。誰も、電気料金下げたくて発送電分離なんか求めてないのに、なにがなんでも電力会社の独占寡占を守りたいという思いが行間ににじみ出ている。さすが、元産業経済新聞だ。こういう記事で、新聞社のよって立つスタンスが明確になるなあ。特に終段では、この期に及んでなお「原子力損害賠償法では東電は無限責任を負わなければならないが、「異常に巨大な天災地変」の場合は国がある程度の支援をすることになっている」なんて、もう終わってる話を持ち出したり、「電気事業法では(略)設備売却をした場合、売却益は社債(電力債)保有者に優先的に割り振られる=国や東電の考えだけでは売却益は賠償原資に回すことはできない」などという些末な話を持ち出して、法律上も非現実的と結論づけているのだった。
やっぱこいつらも、原発事故をあまりにも過小に捉えてるとしか思えない。東電守りたいのはいいけど、んぢゃ10兆円どこから持ってくるんだよ。震度5〜6の揺れや7m程度の津波が”異常に巨大”ではないことはもはや明白だし、売却益の使用制限なんか時限立法で別の法を作るか電気事業法変えりゃいい話なのよね。ちなみに編集委員の署名原稿である。まあ、そんなこたー百も承知の上で、オトナの事情があって書いてるんかもなあ。