ウォルト・ディズニーが自ら作ったここは、単なる夢の国じゃなくて、「The Happiest Place on Earth」か。夢と魔法の王国か。
もう何十年も前だけど、TDLに頻繁に行ってたら、若いヤツに、そんなオッサン年齢でもディズニーランド行って楽しいのか、みたいなことを聞かれたことがある。オマエ、なに言ってんだ。ワシらこそが、真のディズニーファンなのよ。ガキの頃、ウォルト自ら制作したアニメーションの数々で薫陶を受けたのよ。あのウォルト・ディズニーが自ら出演して、いろんなことをしゃべってた「ディズニーランド」ちゅーテレビ番組を、きっと再放送なのかもだけど、ずっと見てたのよ。オマエら、ウォルトが喋ってるの、ナマで見たこと、あるか。(ワシもナマじゃないけど)
その番組で、“今日はいま、ボクがカリフォルニアに建設しているディズニーランドを紹介しよう”、みたいな回があって、ま、ディズニーランドは1954年に開園してるからもちろん再放送だったわけだろうが、ワシは、もー、シビレた。そんな素敵な場所、この世にあるのかー。そしてこの潜水艦、めっちゃ憧れた。ちょうどサブマリン707なんて潜水艦が活躍するマンガも読んでたんだと思う。めっちゃ乗りたい、と思った。しかし、アメリカ? そんなところ、一生行けないだろうなあ、なんてことも思って悲しくなった。それが、なんとハタチのころ、ほんとに行けちゃってサブマリンも乗っちゃって、ま、ホントは潜らないサブマリンだったけど、大感動したんだよなー。
ココンチは、音楽もナマが当たり前である。なんか、昔はTDLも、こんなのがあっちこっちに出没してたように思うんだけど、どこ行っちゃったのかな。
いまじゃ本家ディズニーランドにスタバがあるような世の中だけど、ここの輝きは、1mmも色褪せてはいないのだ。
日本の遊園地、夕方には閉まっちゃってた時代だったから、夜の遊園地の美しさや楽しさなんてのも、ディズニーランドではじめて知ったんだったなあ。いまでも、こういう時間に、こういう光の中を歩いていると、ホントにワクワクしちゃうんだよなあ。
ウォルト・ディズニー(Walt Disney、1901年12月5日 -1966年12月15日 )。この人と同じ誕生日だなんて、まったくどうでもいいことが、ワシのちっちゃな自慢だったりするのよね。