そして、ユーミンのコンサートが終わって

生涯2回目のユーミンである。松任谷由実である。ワシ的には荒井由実である。前回は23年の5月、横浜のピアアリーナで、そりゃもう豪快なセットの上から空中ブランコまで大きく揺れる、ビッグなショーというか、エンターテイメントの塊のようなライブ(?)を、高いところの座席から見下ろすように鑑賞したんだけど、今回は、生身のユーミンが、すぐそこにいる。前から7列目の、ほぼ真ん中の席だったというのもあるけど、そもそも列、20列くらいしかない。パイプ椅子をびっしり並べて千数百人しか入らない小さな会場なのだ。そして武部聡志バンマスのバックバンドは7人。だからでかいコンサートと言うより、ライブハウスでの感覚で、ユーミンもそんなライブ気分で唄ったり演奏してるような感じ。苗場名物らしいけど、リクエストコーナーなんてのもあるのね。アンコールも、3回くらいあったかな。もう23時半なんだけど、みんな苗プリなり近辺に宿泊するから、誰も時間なんか気にしていないんだなあ。ほんと、ピアアリーナで聞いた、巨大イベントの対局にあるような、近い距離感の、ハートウォーミングなライブ。眼の前にいるから、ユーミンが話すことも、MCなんてのじゃなくてナマの言葉として、そのまま心に届く。個人的には、ピアノ弾き語りでひこうき雲を聞けたのが、ホントよかった。まじ、よかった。

Author: shun

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