今日のサザンビーチ と高濃度汚染水の雨


今日朝9時の線量は46nGy/h。昨日午後2時に52まで上がってから、どんどん下がった。雨が、空気中の放射性物質を落としちゃったので、高さ約5mにある茅ヶ崎モニタリングポストの計測器周辺の環境放射線量が下がったのかも。
昨日から何度も報道されているのが、東電が福島の2号機に内視鏡を入れたっちゅーニュース。内部の状況を知るための、実験の実験の実験、みたいなもんなんだろうけど、画面は放射線のノイズの嵐。見えるのは、中はサビサビの真っ赤っ赤だっちゅーことと、蒸発しては結露して落ちる汚染水の雨が降り注いでいたことと、そこには水がなかったっちゅーことだ。そしてそこがどこだかよーわからんということ。TVや新聞はもちろん、Webなどでの各社報道でも、なにがなんで、どこがどうなんだか、なにを言ってるんだかさっぱりわからない。
で、しょうがなくて東電のプレスリリース当たったわけだけど、この件に関する東電のWebのプレスリリース置き場でも、山のように資料があるようでいて、肝心のことがよくわからない。この内視鏡を突っ込んだ場所は建屋一階のX-53ペネだっちゅーんだが、そりゃどこだ。X-53ちゅーのはプラントの部位につけてる名前かなあ。ペネちゅーのはペネトロメーターのペネで、ペネトレーション、つまり貫通だよな。元々、配管やセンサーなどを通すために建屋から原子炉まで貫通したそういう構造部分があって、そこに穴を開けて内視鏡を突っ込んだようだ。で、ダイジェストの動画や全動画が同サーバに置いてあって、一週間程度はダウンロードできるようなので、興味あるあなたは早めにどうぞ。
しかし東電のプレスリリースと報道を比べていると、ほんとにマスコミって情けないレベルなんだなってことが、実によくわかる。よくて、リリースの丸写し。悪くするとリリースの記述や意味するところさえ理解できずに、中途半端な省略をして意味不明になってることも少なくない。もちろんリリースに記載しないネガティブな要素や、そこから類推できる裏の事情なんかは、まったく考えも及ばないようだ。こんな取材は、当然そういう方向に強い記者が回されてると思うんだけどなあ。意図があって、あえて知らないふりをしているんかなあ。意図があって、わざと原発なんかちんぷんかんぷんな記者を回してるのかなあ。それとも、ほんとにバカばっかりだったりするのかなあ。

Author: shun

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