朝9時の線量は45nGy/h。昨日18時までは「オンライン化工事のためデータ欠測」となっていて、以降は45か46である。昨日も一昨日も寝ちゃって、下弦直前と下弦の月を撮り損なっちゃったぜ。(ToT
産経に、昨日書いた、菅直人の恫喝内容が報道されていた。「60（歳）になる幹部連中は現地に行って死んだっていいんだ。俺も行く」と迫ったそうな。はて。産経って菅直人が大嫌いだと思ってたけど、これってもしかしたらボロクソ書いてるつもりなのかな。”〜俺も行く」などとの発言を”の、”などとの”って部分は、いわゆる刑事犯などの供述を書くときの常套句だから、もしかしたらキレる首相をボロクソ書いたつもりだったのかもしれないが、ふつーに読めば、ヒーローだよなこれ。指揮官が、いまは責任者が死んででも収束させなければならない局面なんだ、オレも行って死ぬ、と言ってるんである。実にまっとうである。これで、わかりました、一緒に死にます、と言えないヤツは、責任者ではない。そして菅直人が話していた相手は、まさに東電トップなんである。
まあ、こいつらにそんな気概があるわけないのは言うまでもないが、それにしても感心するのは、菅直人の、かなり正しい状況判断である。グツグツしてて、いまにもぶっ飛びそうな原発を放棄して撤退を申し入れた東電に対して、”「このままでは日本国滅亡だ」「プラントを放棄した際は、原子炉や使用済み燃料が崩壊して放射能を発する物質が飛び散る。チェルノブイリの2倍3倍にもなり、どういうことになるのか皆さんもよく知っているはず」と強い危機感を示した”というわけだが、まったくそのとおりである。昨日も書いたように、んなことを許したら、ホントに福島を中心に半径200kmくらいはパーになって日本は東北と首都圏を失い、滅亡してただろう。と、ここでやっと意味が通じる言葉が出てくる。あの菅降ろし旋風が吹きまくってたころ、菅が東電に言い放ったとボロクソ言われたセリフ、「撤退したら東電は百パーセントつぶれる」ってヤツだ。まるでイヤな権力者が、オレに逆らうなら潰してしまうぞ、とか言ってるように当時は報じられたけど、そうじゃなかった。撤退したら関東エリアの大半がパーになって、東電、電気を売る相手がいなくなっちゃうと言ってるんである。そりゃ100%つぶれるわなあ。
