朝9時の線量は44nGy/h。そしてこの24時間は44か45である。枝野が福井に行くそうだ。官房長官は、再稼働に地元の理解が必要だなどという法的な決まりはないと言ったそうだ。そーら、ある勢力の動きが、だんだんなりふり構わなくなってきたぞ。
今回の原発事件は、起こった理由にはいろんな人間の事情があるわけだけど、核燃料が反応したこと、放射性物質が撒き散らされたこと、風や海流に乗ってそれらが拡散していること、土壌や河川が汚染されたこと、そして外部内部の被曝として、人々が放射性物質に曝されていることまで、事故が起こった後に起こった事象は、みーんな科学的なことである。人類のコントロールを超えたことである。そしてこれから人類が原子力とどうつきあっていくべきかを考えることは、メリットからリスクからコストまで、理性や科学の問題である。そういうなんだかんだを棚上げして、とにかく原発を動かすという勢力の目的は、もはや宗教の領域に入ってきているのかもしれないなあ。
