朝9時の線量は0.044μSv/h。24時間の推移は15時をピークに43〜50nSv/hだった。ミョーに晴れたりどひゃっと降ったり、今日も変な天気だなあ。
この夏は全国で節電ってことになりそうだ。しかーし、どのマスコミもホントのことは絶対言わない。節電に一番いいのは、TVを消すことなんだってことを。
たとえば産経新聞、「家庭の節電どうすれば — 昼は近所の涼しい場所に」なんて記事で、”家庭で消費される電力の約8割を占めるのがエアコン、冷蔵庫、照明器具、テレビ”なーんて書いているけど、これが初歩的な意識操作。ふつーの人間これ読んだらそういう順番に電機を喰うように思うぢゃないか。この記事はさらに”。昨夏に引き続き、冷房の設定温度を28度にし、扇風機との併用、照明のこまめな消灯を心がけることが必要だ”なんて続いていて、もう記事からテレビの話が落ちちゃった。
どう節電すれば一番効果的なのか? 去年福島の原発がぶっ飛んで電力不足が心配された首都圏のために、野村総研が研究して発表している。なんと去年の4月の話なのに、そりゃまあ見事に黙殺されたので知らない人が多い。ちなみにその節電方法は効果の大きい順に、こんな具合である。
・液晶テレビを消す(220W)
・白熱電球3つを消す(162W)
・エアコン1台を止める(130W)
・白熱電球3つを蛍光灯に交換する(126W)
・エアコン2台の温度設定を2度上げる(52W)
・テレビ・DVDレコーダー・パソコンのコンセントを抜く(6W)
そりゃー、こんなデータ、テレビ局は絶対言わない。系列TV局を持ってる新聞も言わない。森林問題に新聞紙が及ぼす害を、新聞はもちろんテレビも言わないのと同じである。もちろんエアコンを130Wとするなど野村のデータにも突っ込み場所があって、マスコミからヤイヤイ言われた(もちろんそれも報道はされないw)けど、比較の補足説明も出している。エアコンは、オンにしたときとか、130Wどころじゃなく電機を喰うタイミングもあるから、そりゃ切った方がいいわけだけど、テレビが思いのほか電気喰っていることにかわりはないのだ。
いっそ、ピークタイムはテレビの放送止めたらどうだろう。放送局や送信設備の膨大な電力消費も抑えられて抜群の節電効果があると思うんだが。ラジオの復権という、思わぬ文化的かつ経済効果もあるぞ。