朝9時の線量は0.043μSv/h。そしてこの24時間は昨日16〜17時をピークに42〜47で推移していたようだ。ていうか、この写真、壊れてるなあ。
菅と東電の言った言わないに関して、「全員撤退の話なかった〜現場指揮の東電社員」というニュースが流れていた。しかし、現場がどうだったなんて、そんなもん誰も気にしちゃいない。あらゆる証言から、現場の士気が高かったことなんかわかっている。所長は、あのとき、きっと身内の何人かは一緒に死んでくれるだろうと思ったつってるし、今回取材に応じたという社員も、「2号機に注水ができなくなり、敷地内の放射線量も高くなった時、死を免れないと思った」と言っている。こりゃオレはここで死ぬな、と思ったちゅーんである。でも、逃げようと思ったなんて言ってない。誰だって死にたくはないけど、ここでオレたちがこいつを止めないと、日本は終わる。そんな程度の共通認識は、あの現場の人間ならきっと誰だって持ってたんだろう。自分がなにやってんだか知らされず、言われたことだけやってる下請けの作業員のみなさんは、きっとそんな目的意識は微塵もなかったかもしれないが、原発の構造や仕組みを熟知し、それぞれの現場で責任持たされてるような連中は、たぶんその程度の使命感と、現場に命を賭ける程度の気概は持ってるんだろう。
あの話がモメたのは、これはワシが勝手に思い込んでるんだけど、きっと清水のせいである。清水が、社員が死ぬという責任に耐えられなかったんである。顔に書いてあるように、こいつには責任とか気概という、そういうもんと縁がないんである。東電には、少なくとも現場には、確かに全面撤退なんて気はなかったんだろう。でも清水は、東電の人間が一人でも死ぬ前に、全員ですたこら逃げたかったんである。そう、菅に言ったに違いない。だから、あんな話になったんである。と、ワシはにらんでいる。